寄り道して帰ると、普段見慣れた町並みも少し違って見えますよね。
家に帰ろうと電車に乗ったら二駅ほど乗り過ごし、
やっと地元の駅についてバスに乗ったらさらにまたもや乗り過ごし、
今日はもう家に帰れないんじゃないかって思いました。
月世界通信の人生の寄り道担当Wこと和音です。
さて寄り道している場合ではなく、今日もカード紹介!
【猫】
夜を生きる遊女。
妖しい気配を漂わせる彼女は、
触れたらやっぱり危険。
もしも狼が彼女を襲ったら、
狼の中から一匹が、
村人たちが彼女を処刑したら、
狼以外の村人の中から一人が
道連れにされます。
牙はなくとも爪はある。
それが猫です。
「猫」は、元々よく「猫又」などと呼ばれているものを元にしています。
猫又には死者蘇生の能力あることもあるようですが、
トガの村の猫はそこまでの力はありません。
ただの寂しがりな女の子です。
あるいは倍返し。
実はこの【猫】は、第一弾を作っている最中から
「第二弾で【猫】作っていれよう!」という話のあったキャラクターでした。
おかげで【犬】のいる第一弾は「わんわんパック」、
【猫】のいる第二弾は「にゃんにゃんパック」という呼び名がいつからか制作者の間で定着……。
第二弾のタイトルが『宵闇』に決まって本当によかったと思います。
ちなみに第一弾、宣伝したりするときは便宜上つけないままですが、
こっそりと『はじまりの夜』と呼んでいます。
『はじまりの夜』『宵闇』『おわりの朝』……朝と夜は繰り返し、物語は巡ります。
ではそろそろ次のカード。
【蛇】
村にやってきた伝道師。
村へやってくるなり一人を誘惑し、
狼でも村人でもない【蛇】の陣営にしてしまいます。
蛇は誘惑した恋人と一蓮托生、
二人で生き残ることが目的となります。
けれどどちらかが犠牲になってしまったら……
もう一人も後を追うことになるでしょう。
愛する人を失った世界では、
生きていけなくなってしまいます。
人狼ではよく【恋人】や【キューピッド】と呼ばれる役職ですね。
トガの世界では男性なのか女性なのかわからない、
不思議な雰囲気の人になりました。
『トガの狼』はカードで遊ぶ形式なので、恋人を二枚入れる訳にはいかず、
蛇を一枚収録となりました。
(制作当初そのことに全く気づかず「恋人だから二枚ね!兄妹とかそういうのにしようよ!」などと宣っていたことは秘密です!!!)
戦わなきゃいけないのは、狼だけじゃありませんから、
これからの村人さんたちはなかなか大変です。
まあ、元々狐なんかも潜んでるんですけどね。
今回はこんな感じです!
良い子は寄り道しないでまっすぐ帰りましょう。
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